この記事では「ヘアサイクルのこと」と、「ヘアサイクルの仕組みを踏まえたときのベストな発毛方法」について考察していきます。
ミノキシジルだけでAGA治療すると、“発毛は促進される”けど“抜け毛を抑えることができない”ので、一生で20~30回しかないヘアサイクルを消耗してしまう可能性があります。
- ヘアサイクルってなに?
- ヘアサイクルの仕組みを踏まえたベストな発毛方法の考察
ヘアサイクルとは
まず、「ヘアサイクルってなに?」って話なんですが、以下の通りです。
頭髪は一定の期間を経ると自然に抜け落ち、また抜け落ちたのと同じ場所から再度新しく生える。この一連の繰り返しを言う。成長期、退行期、休止期がある。一般に「禿げ」と言われる状態は、休止期のまま止まってしまった状態のことである
コトバンクより引用
通常のヘアサイクルでは成長期が3~5年と言われていますが、このヘアサイクルが乱れると、髪の毛は長く太く育つ前にバンバン抜けていってしまいます。
そして徐々に毛穴が髪の毛を生む活動が弱くなり、最期には髪の毛を生む活動が停止してしまうのです。
AGA(男性型脱毛症)により、薄毛が進行する直接的な原因はこの「ヘアサイクルの乱れ」にあります。
- 髪の毛が生まれてから抜けるまでのサイクルのこと。成長期⇒退行期⇒休止期で構成されている。
- 通常はヘアサイクルひと回りで3~5年
- 1つの毛穴から髪の毛が生える回数は20~30回でおしまい
- AGAによってヘアサイクルが乱れると成長期⇒退行期⇒休止期のペースが早まりヘアサイクルを消耗してしまう
ミノキシジルだけでAGA治療するのは好ましくない
やるべきことは2つあるはずです。
- 休止している毛穴が生きているうちに活動を再開させてあげる
- 成長期にある髪の毛の成長が通常のヘアサイクル並みに継続するよう、抜け毛を抑える
①の「髪の毛を復活させる(発毛促進)」ことはミノキシジルが得意な役割ですので、市販のミノキシジル配合の外用薬や、個人輸入のミノタブでも実現できるはずです。
ですが、②の男性ホルモンの働きを抑え「抜け毛を抑える」ことを得意としている薬はミノキシジルではなく、フィナステリドです。
仮にミノキシジルだけでAGA治療した場合、ヘアサイクルの乱れは改善されていないので、新たに毛が生えてもすぐに抜けてしまうのではないかと思うのです。
つまり、ヘアサイクルを改善し、安定的に発毛を続けるには、「発毛を促進するミノキシジル」だけでなく「男性ホルモンの働きを抑え、抜け毛を防ぐフィナステリド」を必ずセットで使う必要があるんです。
抜け毛を減らす「現状維持」の作用を持つ薬であるフィナステリドの服用の方がミノキシジルの服用よりも重要です。
とのこと。
医師の回答からすると、私の考察は正しかったようです。
守りをおろそかにして攻めてはいけない、ということですね!
まとめ:ヘアサイクルを意識したAGA治療パターン4つ
ヘアサイクルを意識したAGA治療パターンは以下の4パターンになります。
- フィナステリドのみ服用
- フィナステリド服用+ミノタブ服用
- フィナステリド服用+ミノキシジル外用薬
- フィナステリド服用+ミノタブ服用+ミノキシジル外用薬
「抜け毛を抑える」(≒ディフェンスをしっかりやる)という点から、フィナステリドの服用は必須ですね!
以上、「ヘアサイクル」と、「ヘアサイクルを意識したAGA治療パターン」について説明しました!
ではまた!