「育毛」と「発毛」、実は違う意味を持つ言葉だということを知っていますか?
同様に、「育毛剤」と「発毛剤」にも大きな違いがあります。
そして育毛剤を販売していている会社の多くは、発毛剤と育毛剤の違いを巧みに隠しながら育毛剤を売っています。
なんてことが無いように、この記事を参考にしていただければ嬉しいです。
育毛と発毛の意味の違い
育毛とは
カンタンに言うと、育毛とは「髪が育つ環境を整えること」です。
もう少し具体的にいうと、以下のような表現になります。
- 今生えている毛髪をより太く成長させる
- 毛髪を太く成長させることで見た目のボリューム感が出る
- 毛髪を太く成長させることで抜けにくくする
育毛は、今ある髪を「抜け毛や薄毛から守りたいとき」「太くしたいとき」にやることです。
逆に言うと、育毛は髪が無くなってしまった人には効果はありません。
続けて、「育毛剤」について説明します。
育毛剤は、頭皮の血行を促してくれたり、頭皮に栄養を与えてくれます。
これによって、抜けにくい髪の毛を“育てる”効果は期待できるのですが、発毛(抜けてしまった髪の毛を復活させる)効果はありません。
育毛剤で健康的な髪の毛を維持することはできても、髪が“増える”ことは無いんです!
ちなみに、育毛剤は医薬部外品です。
発毛とは
カンタンに言うと、発毛とは「いったん髪の毛が抜けて無くなってしまって休んでいる毛穴から再び髪を生やすこと」です。
育毛は“今生えている髪に対してやるもの”ですが、発毛は“休んでいる毛根に働きかけて、再び髪を生やすためのもの”です。
続けて、「発毛剤」について説明します。
発毛剤には、血管を拡張して血行を促進することで毛根周辺に栄養が行き届きやすくするための「ミノキシジル」という成分が配合されています。
また、発毛剤の種類によっては、過度に働いている男性ホルモンの働きを抑え、抜け毛の進行を防ぐ「フィナステリド」という成分も配合されています。
発毛剤には、休んでいる毛穴からの発毛(復活)と、発毛した髪の毛の成長を促進する効果が期待できます。
今ある毛髪を維持しつつ、毛穴の中で休んでいる髪の毛の成長を活性化させ、ヘアサイクルの乱れを正常に戻していくんです。
ちなみに、発毛剤は医薬品扱いで、厚生労働省の審査のうえ、許可を受けたものしか販売することができません。
育毛剤には変な販売主が紛れ込んでこない安心感もあるといえるね。
カンタンにまとめると、以下の通りです。
- 育毛は「今生えている髪を維持・成長させる」
- 発毛は「休んでいる毛穴を活性化し、再び髪を生やす(復活させる)」
- 育毛剤には抜けにくい髪の毛を育てる効果はあるが、抜けてしまった髪の毛を復活させる効果は無い
- 発毛剤には、毛髪を復活させる効果と、復活した髪の毛の成長を促進する効果が期待できる
育毛剤と発毛剤の違いを理解して自分にとってベストな選択をしよう!
「育毛」と「発毛」の違いはお分かりいただけたでしょうか。
育毛剤と発毛剤の使い分けについて、まとめておきます。
育毛剤 | 発毛剤 | |
用途 | 抜け毛の予防 | 薄毛の治療/毛髪復活 |
利用者 | まだ十分に髪の毛が生えている人 | 既に薄毛が進行している人 |
分類 | 医薬部外品 | 医薬品 |
実際、育毛剤で有名なチャッ●アップとかは、「誇大広告じゃないか?」と思ってしまうくらい“あたかも発毛効果がある”ように見せているように感じます。
もし、あなたが既にハゲ・薄毛に悩んでいるのであれば、発毛剤を使うべきです。
そして、発毛剤(外用薬)を使うなら、より薄毛改善効果が出やすいよう、ミノキシジルタブレットやフィナステリドタブレットなどの内服薬もセットで薄毛治療(AGA治療)をすることをオススメします。
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ではまた!